カテゴリ:6年
8月29日(木)6年間の集大成「水泳記録会」

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 今年から、区内各小学校で自校開催となった水泳記録会。お天気に恵まれた本日、実施しました。水泳記録会では、6年生が6年間を通して水に慣れ、泳ぐことの楽しさを積み重ねてきたことを力強く発表し、水泳を通して自分自身に挑戦する機会となりました。精一杯取り組む友達と互いに大きな声援と拍手を送り、互いの健闘を称え合う、さすがは川南小学校自慢の6年生。素晴らしい水泳記録会になりました。
【種目】
・25mクロール/平泳ぎ ・50mクロール/平泳ぎ
・100mクロール/平泳ぎ ・100mリレー ・200mリレー

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【校長の話】
 昨日の雨は残念でしたが、いよいよ今日、水泳記録会を迎えました。
 6年生の皆さんは、一人一人がもっている水泳の技能を高め、この水泳記録会に向けて練習を積んできました。24日(金)の午後、6年生だけで水泳記録会に向けた特別練習をし、月曜日・火曜日と練習を積んできましたね。

 この水泳記録会、どうぞ、悔いのないよう、自分自身に挑戦する機会としてください。今の自分をいかに表現できるか、いかに成長させることができるか、ひたむきに挑戦することに意義があります。

 そういった、今の自分にチャレンジ(挑戦)することにスポーツのよさがあります。チャレンジして、すぐに良い結果が現れるとは限りませんが、自分の限界まで努力し挑戦した経験は、必ず人生のあらゆる場面で生きてきます。
先日、来て下さったコーチの先生からも、上手に泳ぐためのコツと共に、「今の努力が、水泳だけではない、みんなの人生の中で役立ちます!」と、力強いエールをいただきましたね。

 そして、ひたむきにチャレンジしている人には、周りの人々から応援の気持ちや声が沸き上がります。
 さあ、みんなで声援と心からの拍手を送り、受け取りながら、川南小学校のリーダーとして、みんなで、素晴らしい水泳記録会にしましょう。

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児童代表の言葉(6年生)
「緑が育てた水泳」

 「水が怖い。」それが1年生の時のプールでの印象でした。今日まで1年1年積み重ねてきたからこそ、「水が楽しい」というイメージに変わっていったのです。
 小学校生活初めてのプール。僕はプールに入るのを怖がっていました。泣いていました。初めて潜るときは、潜るのに20分かかりました。やっと潜れたときに、先生から緑の2個のワッペンをもらいました。この緑の2個のワッペンが、僕のプールを変えたのです。
 なかでも、「赤1」から「赤2」に上がるときが一番大変でした。かえる足があおり足になったりして、1年間伸び悩みました。だから、「このままじゃだめだ。」と思って、スポーツクラブのプールや夢の島、旅行先でたくさん練習しました。練習した成果が出て、何とか壁を乗り越えることができました。そこから、長い距離をたくさん泳いだので、長い距離は楽勝になりました。しかし、第2の壁が立ちはだかりました。「速さ」です。この壁は、いくらがむしゃらにやっても乗り越えられません。頭を使って泳がなければなりません。例えば、頭を使って体力面を考えて一定の速さで泳ぐ。でも、すごく遅れてしまう。逆に、がむしゃらに速さばかり意識しても、最後の25mで体力が無くなって失速してしまう。
僕は、水泳記録会を、あるチャンスだと考えました。そのチャンスとは、水泳を深く考えることです。水泳は泳ぐことはもちろんだけど、しっかり観ることも大切です。うまい人の泳ぎを観て、データを使って頭に入れて自分で試してみる。それが、僕にとっての理想的な姿です。
5・6年生では、川や海で溺れたときの「水の怖さ」というものを知りました。「水の怖さ」で思い出すのは、1年生のあの時です。けれども、今と前では考えている視点が違います。動きのないプールではなく、予想できない川や海での「水の怖さ」です。
 さて、これまでの色々なプールの思い出は、全て緑の2個のワッペンのおかげです。でも、まだ習得できる水泳の知識は山ほどあります。だから、今日泳いだ「100m平泳ぎ」も、もっと改良すれば、もっと良くなると思います。でも、小学校の水泳は明日で終わりです。だから、最後に学校のプールに感謝したい。「川南小学校のプール、ありがとうございました。」僕の水泳の次の舞台は、小学校のプールから中学校のプールに変わります。中学校でも頭を使っていい泳ぎをしていきたいと思います。

公開日:2019年08月29日 17:00:00