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【展覧会に向けて】東京都現代美術館の鑑賞 その2
◇学芸員さんとのギャラリートーク(1)
まずは遠くから作品をみてみます。「ここからみると、何色くらいがつかわれていると思う?」そうきかれると、「30色!」「70色!」と答えていた三年生。そのあと、だんだん近づいてみてみました。すると・・・「あれ!!点々でかかれていたんだ!」と気付きます。そして「5色」しか使われていないことがわかりびっくり!白の背景に、赤い点々があると、目の中で色が混ざって「ピンク」になるようです。なので、遠くからみると、いろんな色同士が混ざり合って、たくさんの色が使われているようにみえたのですね。近くからみる、遠くからみる、逆さからみる、いろんな「みる」を体験し、みることの楽しさと不思議さを実感しました。
◇学芸員さんとのギャラリートーク(2)
作品を楽しくみるポイントを2つ教えてもらいました。1つめは、「よく観察すること」です。美術館では、作品に触ることができないのでよーくみて、どんな作品なのか、何が使われいるのか・・・をみつけます。よーくみた後に、「よーくみて、分かったことは何?」と聞かれると、たくさんの子の手が挙がりました。それぞれが違う感じ方をしていました。違うみえ方をしていました。その一つ一つが大切なこたえです。学芸員さんは「私はこうみえる!そのみえ方全部が正解なんだよ。」とおっしゃっていました。
2つめは、「想像すること」です。壁の先にある赤い光はなんなのか、どんな作品が飾られているのか、頭の中で想像します。想像がどんどんふくらんで、物語が広がっていくようでした。「みること」と「想像する」ことは、大切なものどうしなんだということが分かりました。
◇あそびのじかん展(1)
「あそびのじかん展」では、あそびをテーマにした6つの作品が展示されています。この展覧会は珍しく、作品に触ったり体験したりすることができます。この写真は「受験の壁」という題名です。タンスにボルダリングが取り付けられていて、それを登って受験のゴールを目指していきます。実際に登ることで、作者が伝えたかったことが感じられたのではないでしょうか。楽しく笑顔で壁を越えていく3年生はすごい!
◇あそびのじかん展(2)
たくさんのボタンが投げられています。実は、このスペースの真ん中に台が2つあり、その上にボタンを乗せるのです。それがとっても難しい!3年生も必死で投げますが、なかなか当たることもしません。3年生が投げた、台に乗ることがなかったボタンたちも、このスペースを彩る一つのボタンになりました。
公開日:2019年09月10日 20:00:00