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5月1日(月)全校朝会「こどもの日」
「こどもの日」
ゴールデンウイーク真っ只中ですね。
GWって英語っぽいのですが、和製英語と行って日本でしか通用しないようですよ。
きのうまでの二つお休みがあって、今日、元気に登校してきてくれました。
あさってからまた土日も含めると5日間のお休みです。
お休みがたくさんあって嬉しいなと思う人が多いと思います。
今年の5月6日は「立夏」といって、暦の上では夏の始まりです。
さわやかないい時期です。
外でたくさん運動するのにもいいですね。
5月5日は「こどもの日」です。
「こどもの日」は国民の祝日として法律で定められています。
どう定められているかというと、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とのことです。
こどもの日をいつにしようかと決めるときに、日本の古くからあった「端午の節句」に重ねて「こどもの日」を法律として決めたそうです。
さて、ここで問題です。
「こどもの日」と言えば「こいのぼり」ですね。
では「鯉(コイ)のぼり」は、なぜ「メダカのぼり」でもなく、「ししゃものぼり」でもなく、「鮭(サケ)のぼり」でもないのでしょう。
それは「鯉(コイ)」」というお魚は、「強い流れの川でもたくましく泳いでいくことができる魚」と言われていて、「こどもにたくましく元気に育って欲しい」、という願いが込められているのですね。
では、なぜ、「こどもの日」には、「ヘルメット」でもなく、「麦わら」でもなく、「兜(かぶと)」を飾る習慣があるのでしょうか。
これは、「悪いモノからこどもを守る」、という意味があるそうです。
こどもの日には「柏餅」を食べる習慣もあります。
なぜ「桜餅」や「きなこ餅」ではなく「柏(かしわ)」の葉っぱに包まれた「柏餅(かしわもち)」を食べるのでしょうか。
柏の葉ってね、「子孫繁栄」(こどもや孫が繁る栄える)っていうのだけれど、縁起がいいのだそうです。
ふつう木の葉っぱは寒い冬に枯れて落ちるでしょう?
柏は落ちないのです。
春に新しい新芽が出るまで、その前の年の葉っぱが寒い冬でも落ちないで、新しい芽が出始めるとようやく役目を終えて葉が落ちるのだそうです。
次の代のこどもがしっかり育ち始めたのを見届けてから葉が落ちるので、命が代々引き継がれていく、という意味があるそうですよ。
では、明日の給食にも出ますが、なぜ、「こどもの日」に竹の皮に包まれた「ちまき」を食べる習慣があるのでしょうか。
ちまきを包む竹の皮や笹の葉は、香りが強く、これも悪いモノ「邪気(じゃき)」と言ったりしますが、悪いモノを寄せ付けない、という意味があるそうです。
菖蒲の花を飾ったり、菖蒲の葉っぱを入れた菖蒲湯に入ったりする習慣があるのも、悪いモノ「不幸」や「病気」などから身を守る意味があるのですね。
日本の昔からある「端午の節句」に重ねて「こどもの日」を決めてからまだ75年ほどです。ちょうど川南小は71才です。学校の歴史と同じくらいの歴史ですね。
また、ことしは「こども基本法」といって、こどものための法律もできた記念の年です。
こども基本法については去年、お話しましたが、今年もまたお話する予定です。
世界では、病気や争いごとなどで大人になる前に死んでしまうこどもがたくさんいることも事実です。
さあ、皆さんの命、たくましく元気に育って欲しいと校長先生は願っています。
心も身体も健康に育っていってほしいです。
学校の目標に「からだをきたえ やりぬく子」というのがあります。
進んで運動し、体を動かして、体も脳みそもたくましく鍛えてください。
公開日:2023年05月05日 07:00:00
更新日:2023年05月05日 08:10:50